2025年夏、BLUEGOATSのダイナマイト・マリンが、油そば専門店「春日亭」のPR大使を決める「第1回 最強油そば春日亭 PR大使 油姫オーディション」に参加し、見事準優勝に輝きました。
「油姫」。
字面だけ見ると、かなり強いです。アイドルの称号としては、あまりにも油分が多いです。しかし、この企画はただの飲食店コラボでも、ただの人気投票でもありませんでした。
そこにあったのは、推しのために春日亭へ通い、油そばを食べ、Webで投票し、通販でも応援するファンたちの1か月間の総力戦でした。そしてその真ん中にいたのが、BLUEGOATSの“歌”と“意志”を背負う存在、ダイナマイト・マリンでした。
春日亭公式サイトでは、この企画を「第1回 最強油そば春日亭 PR大使 油姫オーディション」として掲載しています。20名のファイナリストが「油姫の座」をかけて競い、投票期間は2025年8月1日から8月31日までとされていました。公式ビジュアルには「油で、人は輝ける。」という強烈なコピーも掲げられています。
冗談みたいに見えて、なぜか妙に胸を打つ言葉です。
この記事では、ダイナマイト・マリンが春日亭「油姫オーディション」で準優勝した出来事について、投票ルール、経過、最終結果、部門別の強さ、ポスター化などのその後の展開、そしてBLUEGOATSファンの応援文化という視点から振り返ります。
「油姫オーディション」とは何だったのか
油姫オーディションは、春日亭のPR大使「油姫」を一般投票で決める企画でした。
参加者は20名。アイドル、タレント、インフルエンサーなど、さまざまな活動者がエントリーしていました。BLUEGOATSからはダイナマイト・マリンが参戦。公式の候補者一覧では、彼女はNo.15「ダイナマイト・マリン」として掲載されていました。
投票方法は大きく分けて3つありました。
- Web投票
- 通販投票
- 店舗投票
もっとも“現場感”が強かったのが店舗投票です。
春日亭公式の集計表では、最終結果が「通販」「Web」「店舗」の3部門に分けて集計され、それらの合計点で総合順位が決まっていました。つまり、ただSNSで「いいね」を集めるだけでは勝てません。実際に店へ行き、食べ、購入し、投票し、日々の積み重ねで推しを押し上げるタイプの企画でした。
この仕組みが面白いのは、応援がかなり具体的な行動に変換されるところです。
「推しを応援する」という気持ちは、普段はライブに行く、チェキを撮る、グッズを買う、SNSで拡散する、といった形で表れます。けれど油姫オーディションでは、その応援が「油そばを食べる」という行為にまで拡張されました。
ファンは、ただ票を入れるのではありません。油そばを食べて、推しに票を入れる。つまり、胃袋まで巻き込んだ応援だったのです。
これはアイドル文化の中でもかなり象徴的な出来事でした。推し活は、単なる消費ではありません。ファンが自分の時間、体力、お金、生活導線を使って、推しの物語に参加していく行為です。油姫オーディションは、その構造が非常にわかりやすく可視化された企画だったと思います。
油姫オーディションは、Web上の人気投票だけでなく、店舗来店や通販購入も結果に反映される企画でした。つまり、ファンの「好き」という気持ちが、実際に油そばを食べる行動や店舗への来店につながる、かなり実働型の応援イベントだったと言えます。
ダイナマイト・マリンの最終結果は総合2位
最終的な総合順位は、以下の通りでした。
| 順位 | 候補者 | 通販 | Web | 店舗 | 合計点数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 葵うた | 103 | 1,458 | 9,372 | 10,933 |
| 2位 | ダイナマイト・マリン | 95 | 598 | 5,496 | 6,189 |
| 3位 | 桜田華奈 | 21 | 1,263 | 4,464 | 5,748 |
ダイナマイト・マリンは、総合で6,189点を獲得し、見事2位となりました。優勝はPalette Paradeの葵うた、3位は桜田華奈でした。
結果発表では、春日亭公式Xの投稿として「優勝:葵うた姫」「準優勝:ダイナマイト・マリン姫」「3位:桜田華奈姫」と発表されました。投稿内では、受賞者へ「油めとうございます」という春日亭らしい言葉も添えられていました。
準優勝の発表日は、2025年9月3日です。
この順位だけ見ても、かなりの健闘です。しかし、細かく部門別の数字を見ると、マリンとファンの戦い方がより鮮明に見えてきます。
店舗投票2位、通販投票2位。マリン陣営の強さは“食べて応援する力”にありました
ダイナマイト・マリンの得点内訳を見ると、特に目立つのが店舗投票と通販投票です。
店舗投票では、マリンは5,496点を獲得し、葵うたに次ぐ2位となりました。3位の桜田華奈が4,464点だったため、店舗部門では3位以下に1,000点以上の差をつけています。
通販投票でも、マリンは95点で2位でした。1位の葵うたが103点、3位の月城ゆりが93点だったため、通販部門では1位とわずか8点差、3位とも2点差という接戦でした。
一方、Web投票ではマリンは598点で5位でした。Web部門の上位は、葵うた、桜田華奈、イノリエマ、桜乃みく、ダイナマイト・マリンという順でした。
この内訳はとても興味深いです。
Web投票は、比較的ライトに参加できます。スマホから投票できるため、拡散力や日々の呼びかけが結果に反映されやすいです。一方で、店舗投票や通販投票は、ファンが実際にお金と時間を使って動く必要があります。
つまり、マリン陣営は「気軽なWeb投票」だけでなく、実際に春日亭へ足を運び、油そばを食べ、通販でも購入して応援する“実働型”の強さを見せたと言えます。
これはBLUEGOATSというグループのファン文化とも相性がよかったのだと思います。
BLUEGOATSのライブは、ただ眺めるものというより、感情を持ち寄り、声を出し、身体ごと巻き込まれていく場所です。ファンは観客であると同時に、物語の一部でもあります。だからこそ、油姫オーディションのような「行動した分だけ票になる」企画では、その熱量が数字として表れやすかったのかもしれません。
マリン陣営の強さは、単なるWeb上の拡散力だけではありませんでした。店舗投票と通販投票で2位に入ったことは、ファンが実際に店へ行き、食べ、購入し、生活の中に応援を組み込んでいたことを示しています。これは、BLUEGOATSファンの“現場で動く力”が数字になった結果だと思います。
優勝は葵うた。全部門1位の“完全優勝”でした
今回の油姫オーディションで初代油姫に選ばれたのは、Palette Paradeの葵うたです。総合得点は10,933点で、通販、Web、店舗のすべてで1位を獲得していました。
これは文句なしの優勝だったと言っていいと思います。
ただし、マリンの準優勝もまた、別の意味で強く記憶に残る結果でした。
なぜなら、BLUEGOATSのダイナマイト・マリンという存在は、そもそも“勝って終わり”の人ではないからです。届かなかったこと、悔しかったこと、負けたこと、でもそれでも立ち続けること。そういう感情ごとステージに変えてきた人です。
だから油姫オーディションの準優勝は、「惜しかったね」で終わる出来事ではありません。むしろ、マリンというアイドルの物語に新しい称号が加わった瞬間だったと思います。
「ダイナマイト・マリン姫」という謎に強い称号
春日亭公式の結果発表では、マリンは「準優勝:ダイナマイト・マリン姫」と呼ばれていました。
この響きが、あまりにも良いです。
ダイナマイト・マリン姫。
強いのか、かわいいのか、油っぽいのか、よくわかりません。でも、なぜか妙に似合っています。
ダイナマイト・マリンという名前自体が、すでに爆発物と海を同時に抱えたような名前です。そこに「油姫」が加わると、情報量がさらに増えます。水と油なのに、なぜか成立してしまう。この無茶な混ざり方こそ、マリンらしさでもあります。
彼女は、BLUEGOATSの中でも特に“言葉”と“物語”を背負っているメンバーです。自分の経験やアイドル観を漫画にし、歌詞にし、発信してきました。そんな彼女が、春日亭という油そば屋の企画で「姫」と呼ばれる。これはただのネタ称号ではないと思います。
むしろ、マリンというアイドルが持つ“泥臭さ”と“物語性”が、かなり絶妙な形で表れた出来事でした。
アイドルを応援するとは、“物語に参加する”ことです
油姫オーディションの面白さは、結果そのものだけではありません。
この企画は、アイドルを応援する文化の本質をかなりわかりやすく示していました。
アイドルファンの応援は、しばしば外側から見ると不思議に見えます。なぜ同じライブに何度も行くのか。なぜチェキを撮るのか。なぜ投票企画に本気になるのか。なぜ推しのために油そばを食べるのか。
けれど、ファンの側から見れば、それは単なる消費ではありません。
推しが何かに挑戦する。そこに自分も参加する。自分の1票、自分の1杯、自分の1回の来店が、推しの結果に少しだけつながる。その感覚が、応援を“自分ごと”に変えていきます。
油姫オーディションでは、それがとても具体的でした。
投票するために春日亭へ行く。春日亭で油そばを食べる。「今日はマリンに入れた」とSNSで報告する。それを見た別のファンがまた行く。店の名前も、企画の名前も、候補者の名前も広がっていく。
飲食店にとっては来店促進になります。アイドルにとっては新しい露出になります。ファンにとっては推しを応援する理由が増えます。
これは、かなり良い意味での“巻き込み型プロモーション”だったと思います。
そして、BLUEGOATSファンにとっては、マリンを応援することがそのまま春日亭の油そばを食べる体験につながりました。ライブハウスの外にも、推しの物語が広がったのです。
この企画の面白さは、応援が「投票」だけで終わらなかったことです。春日亭へ行く、油そばを食べる、投票する、SNSで報告する。その一つひとつが、推しの物語に参加する行為になっていました。アイドルを応援する文化の魅力は、まさにこうした“自分も物語の一部になれる感覚”にあります。
準優勝という結果が、なぜこんなに美しいのか
優勝ではありません。けれど、2位でした。
この「届かなかったけれど、確かに届きかけた」という距離感が、マリンの物語と妙に重なります。
BLUEGOATSは、最初から完成された王者のグループではありません。むしろ、泥臭く、傷だらけで、何度も現実にぶつかりながら、それでも横浜アリーナを目指すグループです。
ダイナマイト・マリンもまた、自分の弱さや悔しさを隠さず、それを言葉や歌にしてきました。だからこそ、準優勝という結果には、単なる「惜しい」以上の意味があります。
届かなかった。でも、ここまで来ました。ファンが押し上げました。店に通った人がいました。通販で応援した人がいました。毎日Web投票した人がいました。その積み重ねが、6,189点という数字になりました。
この数字は、ただの点数ではありません。
1か月間、誰かがマリンのことを考え、油そばを食べ、票を入れた記録です。つまり、ファンの熱量が数字になったものです。
その後の展開――ポスター化と“油ビーム”の記憶
油姫オーディションでは、優勝した葵うたが初代油姫となり、PR大使としてポスター掲示などの展開が予定されていました。春日亭公式ページにも「PRポスター」の画像が掲載されています。
一方で、マリンについても「ダイナマイト・マリン姫」という称号はファンの記憶に残りました。
結果発表投稿では、受賞者たちが「これから大きな油ビームを放って頂きます」と表現されていました。
油ビーム。
これもまた、意味はわからないのに妙に強い言葉です。
アイドル文化において、こういう“変な称号”は意外と重要です。
公式プロフィールには載らないかもしれません。でも、ファンの間ではずっと通じます。
「あのとき油姫オーディションあったよね」
「マリン姫だったよね」
「油ビーム出してたよね」
そういう小さな合言葉が、グループの歴史を厚くしていきます。
春日亭とBLUEGOATS、なぜ相性がよかったのか
春日亭は油そばの専門店であり、今回の企画も「最強油そば春日亭」というブランド感を前面に出していました。公式ビジュアルでも「最強」「油姫」「油で、人は輝ける。」といった、かなりインパクトの強い言葉が並んでいます。
一方のBLUEGOATSも、きれいに整っただけのアイドルグループではありません。
青春パンク。横浜アリーナを目指す。人生の痛みや悔しさを歌う。でも、YouTubeでは身体を張った企画もやる。ライブでは感情をむき出しにする。
つまり、どちらも“濃い”です。
春日亭の油そばは、名前からして濃いです。BLUEGOATSのライブも、感情の油分が濃いです。ダイナマイト・マリンの存在感も、かなり濃いです。
だからこそ、マリンが油姫オーディションに参加したことには、不思議な納得感がありました。
上品な広告案件というより、泥臭くて、熱くて、ちょっと笑えて、でも本気。その感じが、BLUEGOATSらしかったのだと思います。
ファンサイトに残すべき理由
この出来事は、単なる「外部企画で2位になりました」というニュースではありません。
BLUEGOATS INDEXに残す意味があるとすれば、それはこの出来事が、BLUEGOATSとファンの関係性をよく表しているからです。
マリンが挑戦する。ファンが動く。店に行く。食べる。投票する。SNSで広げる。結果が出る。届かなかった悔しさも、準優勝の誇らしさも、全部が記憶になる。
これは、アイドルの歴史であり、同時にファンの歴史でもあります。
アイドルグループの魅力は、楽曲やライブだけでできているわけではありません。こうした外部企画、投票イベント、コラボ、SNSでの盛り上がり、ファン同士の呼びかけ、そして後から振り返ったときに笑える合言葉まで含めて、ひとつの文化になっていきます。
ダイナマイト・マリンが油姫オーディションで準優勝した出来事は、まさにその好例でした。
まとめ:油で、人は輝ける。推しで、ファンも走れる。
2025年8月、ダイナマイト・マリンは春日亭の油姫オーディションで総合2位に輝きました。
優勝は葵うた。3位は桜田華奈。そして準優勝は、ダイナマイト・マリンです。
数字で見れば、総合6,189点。店舗投票5,496点。通販投票95点。Web投票598点。
けれど、その数字の奥には、たくさんのファンの行動があります。
1杯の油そば。1回の投票。1つの通販購入。1つの投稿。1人ひとりの「マリンに入れたよ」という気持ち。
その積み重ねが、ダイナマイト・マリンを「準優勝:ダイナマイト・マリン姫」まで押し上げました。
「油で、人は輝ける。」
春日亭のコピーは、最初は冗談みたいに見えます。でも、この1か月を振り返ると、少しだけ本当だった気がします。
油そばを食べることで、推しが輝く。推しを応援することで、ファンの日常も少し楽しくなる。そして、その熱量が集まると、ちゃんと結果になります。
ダイナマイト・マリンが油姫オーディションで準優勝した出来事は、BLUEGOATSの歴史の中では小さな外部企画かもしれません。けれど、ファンの記憶の中では、きっと長く残ります。
なぜならそこには、BLUEGOATSらしい“本気の悪ふざけ”と、マリンらしい“届かなかった悔しさごと抱きしめる物語”があったからです。
油姫にはなれませんでした。
でも、ダイナマイト・マリン姫にはなりました。
そしてその称号は、たぶん、ちょっとだけ永遠です。
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